情報について

知性・教育・批評・情報社会批評

現代の情報技術において、情報の真偽はいかにあるか。情報の真偽とは、身体性に由来するものである。昨今のあらゆる技術の進歩を鑑みるに、情報の複製における完全性は、そのまま対象の情報に対する接続の完全性に由来する。ある対象における情報の接続が完全に可能であるとき、その情報の複製は同様に、完全に可能である。一方で、対象への接続がまったく可能でないとき、あらゆる複製は不可能である。

情報の真偽は、情報元の身体性が名指し可能であり、共同体において言及される頻度に依存する。情報が言及されるとき、情報元への接続は、直接接続と間接接続に分岐する。共同体における言及頻度と接続性が情報の真偽を左右する。共同体における言及頻度が高ければ真というわけではなく、言及頻度と接続性の両方を加味する必要がある。

直接接続とは、情報元の発する情報に五感をもって接続することである。間接接続とは、情報元の発する情報と五感の間に媒体があることを指す。この媒体の質と量も情報の真偽を左右し、情報の発信者と受信者との間で非対称性があるほど、誤差を生じさせる。この非対称性は不可避のものであるため、情報の真偽を問う際には必ず考慮するべき性質のものである。