余白と選択

メッセージ

今回は読者の方々へのメッセージを届けたいと思う。最初に、これまで読んでいただいたことに対して、お礼を申し上げたい。今までにさまざまな随筆や小説を書いてきて、同様にさまざまな感想を抱かれたかもしれない。

以前に投稿した随筆「言葉の余白と言霊からの解放」で詳説したことだが、僕の文章は余白を許容する。抱かれた感想がどのようなものであれ、肯定的であれ否定的であれ、その余白は読者自身の経験や思考によって埋められる。読者自身の選択によって埋めることができるものだ。

自分が何者であるかは、自分で選ぶことができる。僕の好きな、ある小説(英国の某人気魔法小説)の登場人物は、次のような言葉を述べている。「自分が何者であるかは、生まれ持った能力によってではなく、その者の選択によって決まる。」このことは読者の方々に強く伝えたいことの中核であり、僕の文体にも深く関わっている。

あなたがどのような思いを持とうと、また持たれようと、自分が何者であるかを決められるのはあなただけだ。どのような迷いを持っていても、頭の片隅にでもいい。そのことを留めておいてほしい。

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